先天性の白内障
白内障についての解説はこのホームページではメインでは老人性によるものを紹介していますが、先天性の白内障も存在し、それについて詳しく解説していきたいと思います。白内障でも新生児から、乳幼児、学童期あたりまでに、発症し水晶体がすべて濁った状態です。
このような先天性の白内障は妊娠中に母親が風疹にかかってしまって、胎児の水晶体に非常に悪影響を与えて水晶体全体が全白内障の状態にかかることがあります。そして、遺伝的に白内障を遺伝してしまうこともあります。
風疹による白内障は現在ではほとんどなくなりました。というのも、麻疹がはやりましたが、それを抜いても日本ではきっちりとワクチンがされるようになりましたので、先天性の白内障で悩まれる方は非常に少なくなっています。
ただし、白内障でも老人の方の場合と幼児の場合では大きく変わります。それは人間の成長にかかわることです。人間というのはもともとは弱視の状態です。知っている方も多いと思いますが、赤ちゃんはほとんど眼が見えない状態で生まれてきます。生まれてきてから見るというトレーニングをすることによって視力を強化していくのです。
このような大切な時期に少しでも暗闇の期間があると視神経や脳に影響を与えてしまいます。そのために白内障の手術が終わってもきちんと見ることができる状態にしなければ弱視の状態になってしまいます。そして、8歳を過ぎると修復不可能な状態になってしまうともいわれています。
そのためにから白内障の手術をした後ではメガネやコンタクトレンズを使って視覚情報をきちんと脳に伝える必要があるのです。幼児にとってコンタクトはとても不便ですし、メガネも嫌がると思いますが、白内障の術後には必要なものです。
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